智はなお水のごとし、流れざるときは則ち腐る『宋名臣言行録』
2023年8月23日
出典:中国古典 一日一言 守屋洋
漢字:
智:チ・さとい・さとり
・物事をよく知り、わきまえている・ものしり・かしこい
・ちえ
水:スイ・みず
・酸素と水素の化合物
・五行の一つ
・液状の粘り気の無いもの・汁
流:リュウ・ル・ながれる・ながす
・ながれる・ながす
・ながれ
則:ソク・のり・のっとる・すなわち
・のり・きまり・おきて・さだめ
・手本とする
・すなわち・接続の助字
腐:フ・くさる・くされる・くさらす・くさす
・くさる・くちる
・古い・古くて役に立たない
miwa的解釈:
ちえとは水のようだ。(水は流れていないと腐る)
(考えることを)止めてしまえば、役に立たない
訳:
水はたえず流れていないと腐ってしまい、飲み水としては使えなくなる。
「智」も同じように、たえず使っていないとサビついて使いものにならなくなる。
感想:
ちなみに今回も、
これに付随した守屋さんのお話が好きで。
「愚者の後知恵」
ってやつなんだけどね。
事が終わってから、「ああすればよかった。」「こういえば良かった」
って後悔することがある。
どんなに名案が浮かんでも、後知恵では仕方がない。
普段から頭を鍛えておかなかった報いだ。
って文なんだけどね、
最後の、『普段から頭を鍛えておかなかった報いだ。』
これが、なんだかしっくり来てしまって。
うん、その通りすぎる。
報いって、なんだかこのシチュエーションにピッタリすぎる!!!
感動してた訳です。
最近なんだけど、
中国古典とか、昔のことわざとかって、いっぱいの意味が含まれてると思う。
昔は言葉一つ、単語一つで、
共通で認識できるものがあったのかなって思って。
「ああ、そういう意味ね。」
って理解するのと同時にその場面とか、
イメージが頭に浮かんでいたというか、、、。
今は、説明や、解釈がとても長くなるというか。
そうでないと理解出来ない部分が多いというか。
中国古典を調べてると、
昔の人ってすげぇ!って思う事多くて。
そう考えると、現代のが退化してないか?
みたいな。
昔の尊敬するところとか、
いいな、って思うところはいっぱい学んで。
新しいものや、新しい発見があったら、
上手に組み合わせていけたらいいなーって思う!!
古いものを否定したり、なくしてしまうのはもったいないなって。
寂しいではないか。
昔のものや、出来事に触れると、
昔の人が大切にしていた考え方や、大切にしていた事って、
すごく重要な何かが隠されてる気がしてならないのです。
ちなみに、中学、高校の授業はさっぱりでした。
ええ、いつも寝てましたから笑