瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず 『文選』
4月18日
出典:中国古典 一日一言 守屋洋
miwa的訳:
瓜畑に履き物をいれない
(第三者が、瓜畑で靴を履き直している人を見たら、
ウリを盗んでいるようにも見えるだろう。)
すももの木の下でかんむりを整えない。
(第三者が、スモモの木の下でかぶりものの冠を直している人を見たら、
すももを盗んでいるようにも見えるだろう。)
↓ つまり、、、、
(自分にその気がなくても)疑われるような行動は、
誰かが間違えて疑ってしまう行動かもしれない。
だから、そのような行動はすんなよ。
漢字:
履:り・はく・くつ・ふむ
・履き物(履物)/くつ/はきものをはく
・ふむ/ふみ行う/実行する(履行・履歴)
納:のう・なっ・な・なん・とう・おさめる・おさまる・いれる
・いれる/受け入れる(冠位・衣冠)
・おさめる/しまいこむ(収納・格納)
・支払う/差し出す(納税・献納)
・終わる/締めくくる(納会)
冠:かん・かんむり・かむる
・かんむり(冠位・衣冠)
・成人の印に冠をつける(冠者・冠礼)
・かむる/かぶる/かぶせる(冠省・冠水)
・もっともすぐれている/第一(冠首・冠絶)
・漢字の構成部分の一つ(草冠)
整:せい・ととのえる・ととのう
・ととのえる/きちんとそろえる(整備・整理)
・きちんとした(整数)
訳
瓜畑では靴をはきかえてはならない。
季の木の下では、手を上げて冠を直してはいけない。
なぜなら、そんなことをすれば、
瓜や季を盗み取ろうとしたのではないかと疑われるからである。
感想
本文中の、
『人から疑われるのは気持ちがいいものではない。
だが、それを自ら作り出しているケースもあるのではないか。
だから、普段から、きびしく自分を律する必要がある。』
と言う感じの文章が、なぜか好きです。
疑われたら、疑った人を怒ったり、否定する人のが多いし、
そう言うふうに、自分の感情を表すのは、誰にでも出来ることだと思う。
自分が逆の立場に立って、疑った人の気持ちを一度考えることができる人は少ないなぁ、、、
って。
そして、自分が疑われて最悪の気分の時に、一度立ち止まって、
相手の立場や気持ちを考えることは、とてつもない努力が必要だなぁ、と。
私は、後者になるけど!
だって、純粋にそっちのがかっこいいじゃん。
若さが良いと言われる世の中だけど。
私は、年齢を重ねて、たくさんの経験を積んだ人の美しさのが魅力を感じる派!!
年齢を重ねるのは、楽しい。
そして、おばあちゃん達のしわしわの笑顔とか、美しいと思う。
私はまだ25歳だけど、そんなかっこいい大人になりたいと思う。
今から、30歳が楽しみだし、
60歳が楽しみだ。
20代、10代の子達が、
30歳、40歳ってかっこいいじゃん。
そんなふうになるのもありかな。
そう思えるような大人になるぞ、と思ったのでした。
そう!
私も若造!
まだまだ成長すんぜ!